ブラームスピアノコンチェルト1番 [洋子さんへ]
今日はNHK交響楽団定期演奏会Cプログラム。ブラームスピアノコンチェルト1番とベートーヴェンシンフォニー5番。
演奏会に出かける前に、先日天国に召された洋子さんのご家族から七七日の法要を終えたのでと手紙が来ました。
そのお手紙に「釋尼光洋」と書いてありました。
私はあわてて手紙を閉じました。
ブラームスを聴いている間中、その四つの文字が私をたたきのめす。
どうして? どうしてそんな名前になるの?
ブラームスは暗く切ない痛ましいような魂の叫びとなって私の胸に鳴り響きます。
傷口を覆っている包帯から血がにじんでくるのが見えるよう。
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